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耐衝撃ウオッチ“G-SHOCK”より、シリーズ最薄のスタイリッシュな“G-STEEL”登場


今回ご案内します『GST-B400』は、これまでの“G-STEEL”で最も薄型となるケース厚12.9㎜とスタイリッシュなデザインを実現。モジュール内の部品数を減らし小型化すると同時に、配列を最適化し高さ方向を抑えた高密度実装により、薄型化と高機能を両立した新モジュールを搭載しています。フランクミュラー 時計 中古また、新モジュールの採用によるシンプルな2針化とBluetooth®システムのローパワー化で、従来モデル(「GST-B200」との比較)に比べ消費電力を55.7%低減させました。これにより、文字板に取り込む光が少なくなったため、ソーラー透過率を抑えた文字板への自由なデザインが可能となり、ブリッジパーツをあしらうなどメタルの質感が増すフェイスの表現力が広がりました。さらに、9時位置にはモードやバッテリー状態を表示するディスク針を備えるなど、視認性にもこだわっています。

『GST-B400AD/B400BD』には、高発色で個性的なカラーリングを実現する多層膜蒸着文字板を採用しています。透明な膜を何層にも重ね合わせ、光の見え方をコントロールして蒸着色を表現する手法を用い、試作を重ねながらシックなブルーと新開発の深みのあるレッドの蒸着色を施しました。

機能面では、専用アプリとの連携による自動時刻修正機能や、ボタン操作で時刻と位置をアプリの地図上にログとして管理できるタイム&プレイス機能、アプリで作成した予定を時計がリマインド通知するリマインダー機能、暗所での視認性を確保する高輝度ダブルLEDライトなど、利便性にも優れています。


いつもの「ややこしい技術」記事ですが、題材が題材なだけにアクセスが良いようで、なんと2021年3月21日現在、週間ランキング一位を頂くことができました、ありがとうございます。
前回の記事では二つの特許技術のうち、ステップセコンドを実現するCH707181A2だけを引用しましたが、ソヌリモードに関する特許、CH706080B1を読むことで、ソヌリの仕組みをより詳細に理解できましたのでレポートします。

ソヌリは独立した香箱を持ち、あらかじめ巻き上げられたエネルギーを必要に応じて解放することで鐘打ちを行う仕組みで、必要に応じてスライダで巻き上げるミニッツリピーターとはこの点が異なります。

前回と多少被りますが、ソヌリの仕組みを見ていきましょう。


ソヌリの時刻情報を読み取るラックには常に駆動軸からのトルクがかかっていますが、起動シーケンスで一瞬この力が切り離され、各ラックに設けられているスプリングによってラックがスネイルに突っ込み、「戻り量の大きさ」として時刻情報を読み取ります。
その後、再度駆動力が接続されるとラックが引き戻され、距離に応じた回数の鐘が鳴ることで時刻を知らせる…というのがソヌリの基本原理です。

この「切り離す」仕組みをより詳細に見てみようというのが今回の趣旨になります。

A.ランゲ&ゾーネ 2021新作発表会レポート~実機画像&インプレッション

フル・デジタルでの開催となった2021年の「Watches&Wonders」だったが、やはりネットを通じて得られるCG画像や動画では、その質感などのフィジカルな情報はなかなか得難いものがあるし、まだ実物を触っても見てもいないモノを、皆さまへお奨めする自信もないし、それはちょっと違う感じがして、かなり不完全燃焼気味ではある。

もちろん、この期間中に、実機を用意して日本まで送り込んでくれたブランドも幾つかあった。
"我が陣営"、A.ランゲ&ゾーネもそのひとつで、言葉だけでなく行動で日本の愛好家を重視していることを示してもらえるたので、今年の新作は好感度高しだ。



新作のうち、唯一の新ムーブである「ランゲ1 パーペチュアル・カレンダー」の実機画像ならびに技術解説はすでに紹介しているが、(参考→https://watch-media-online.com/blogs/4184/ )、残る2型の詳細を記す前に、先日、ドイツと日本とを中継でつないで行われたA.ランゲ&ゾーネ新作発表会の模様をレポートしておこう。


4月9日、都内某所、かなりシビアなコロナ感染対策を講じたうえで、そのイベントは開かれた。かなり距離を開けて並ぶ円卓、しかも着席人数は定員の半分で、なおかつ個人間はアクリル板で仕切られている。



一番興味があったのは、「ランゲ1・パーペチュアルカレンダー」のベースムーブメントを「ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー」ではなく、「ランゲ1 デイマティック」のムーブとした理由、それぞれのメリットとデメリットについての件だったのだが、この部分の質疑応答を厳密にやるとワクワクするメディアとそうでもないメディアに分かれてしまうからか、あまり踏み込まない方向性でふわりと回答――この辺の詳細についてはいつか別記事にまとめる予定。

また、現在のコロナ禍の影響については、シュミットCEOから『最初のロックダウンでは減産したが、その後はいろいろと工夫をする時間があったので、2回目以降のロックダウンの影響はさほど大きなものではなくなっている。しかし何よりも重要で誇るべきことは、工房内で時計師や社員の感染がないことだ』という回答があった。

そしてクエスチョン&アンサーの後、実機のタッチ&トライ。
まずは「ランゲ1・パーペチュアル・カレンダー」に。

エドックスが 2021年限定モデル「クロノオフショア 1 クロノグラフ リミテッドエディション」グリーンダイアルを発表~タフネスとエレガンスを併せ持つタイムピース

1884年創業の歴史あるスイス時計ブランド<エドックス>の 、 飽和潜水500 mのハイスペックダイバーズ 「クロノオフショア 1」 より 、 新しいカラーバリエーションである、グリーンのダイアルとベゼルを採用した限定モデルが登場。 2021年 6月12日 (土)から発売します。


クロノオフショア 1 は2007年に発表した現行モデルです。グランドセイコー腕時計 艶やかで存在感のあるセラミックベゼルや、チャンピオンナンバーを表す 1時位置に配したアラビアインデックスなど、力強さを演出するデザインを纏っています。


今回発表するクロノオフショア 1 の新作ウォッチは、パワフルな存在感に加え、エレガントなディープグリーンの文字盤、 同系色のベゼル、ダイヤモンドを配した 1 のアラビアインデックスと、ピンクゴールド PVD を施したケースでエレガントさをプラスしました。
文字盤には、美しい光沢感のあるサンレイ加工を施しており、見る角度や光の当たり方により様々な表情を見せることも魅力の一つです。



CHRONOFFSHORE-1
「クロノオフショア 1」 は、海のF1とも称されるスリリングで迫力のあるパワーボートの世界観を投影したフラッグシップコレクションです。世界最高峰の国際モーターボートレース大会 「クラスワン パワーボート世界選手権」 との出会いによって生まれました。



1200馬力のエンジンを 4基搭載するマシンを使用し、海上で繰り広げられるエクストリームなレースは、追求に追求を重ねる時計製造への姿勢を貫くエドックスと高い親和性があります。35mm厚以上の重厚感のあるマッシブなセラミックベゼルが、エクストリームさを表現。オートヘリウムエスケープバルブを備えた飽和潜水500m 防水の高性能をコレクションの標準スペックとして展開しており、 デザインも品質もタフな仕上がりとなっています。

ヴァシュロン・コンスタンタンとスポーツウォッチの展覧会が 2021年7月5日~8月23日の期間、全国のブティックで開催

ヴァシュロン・コンスタンタンとスポーツウォッチをテーマとする展覧会が、2021年7月5日~8月23日の期間、全国のブティックで開催される。

今でこそ、スポーツ・ウォッチはマーケットの主流分野となっているが、もともとは「計測」という、実用性と精密性を兼ね備えた、どちらかといえば実験的な分野からのニーズに応えるためのものであった。260年以上の長い歴史を通じて、スイス精密機器分野でも先頭を走ってきたメゾンは、1930年以来、科学者やスポーツ選手に向けた画期的なクロノグラフを開発してきた実績をもっている。今回の展覧会は、このようにヴァシュロン・コンスタンタンが時代に先駆けて製作してきたスポーツウォッチと精密機器に焦点を当てた展覧会であるが、 もうひとつのトピックは、現代のいわゆる"ラグジュアリー・スポーツ・ウォッチの流れだろう。1977年に創業222周年を記念して製作された「222」モデルのインスピレーションが、やがて20年の時を経て、現在の「オーヴァーシーズ」コレクションの源となったことを再確認できる、いろいろな意味で興味深いエキシビションでもある!



●①18Kイエローゴールド懐中時計クロノメーター、②ステンレススティールとゴールドのパルスメーター・クロノグラフ Ref.4072、③ステンレススティールの「222」のケースとブレスレット一体型、ブラック ダイヤルに日付表示1978年



時計技術と複雑機構への熟達で名を馳せるヴァシュロン・コンスタンタンは、時間測定や精密機器の分野でも傑出した存在でした。この専門技術は、とりわけ自社のクロノグラフに活かされ、製品は科学者や探検家、アスリートに愛好されました。1977年にヴァシュロン・コンスタンタンは、のちにスポーツウォッチの世界で存在感を放つことになる新しい時計をもって222周年を祝いました。パネライ 時計 レディースこの流麗なラインにエレガンスが漂うモデル「222」は、「オーヴァーシーズ」コレクションにインスピレーションを与えました。日本で開催される展覧会では、その素晴らしい歴史を振り返ります。


スポーツウォッチとは、正確無比な精度が備わる機器であるのと同時に、活動的なライフスタイルで遭遇するさまざまな課題にも対応できるモデルです。ヴァシュロン・コンスタンタンは、技術的な必須条件を極めてエレガントなデザインとマッチさせて、この両面の特徴を常に時計に表現してきました。
創業当初から時計製造における最も精密な複雑機構に精通していることで知られるヴァシュロン・コンスタンタンは、科学者や探検家たちの要求に応える完璧な時計の開発では早い段階から群を抜いていました。
1850年から20世紀初頭に製作されたこれらの懐中時計は、信頼性と正確さが高い評価を得ました。精度コンクールで数々の受賞に輝いたそれらは、高精度で頑強を極める時間計測機器としてさまざまな軍から当然注目を浴びることになりました。



●① ゴールドとステンレススティールの「フィディアス」GMTワールドタイム、②ステンレススティールの自動巻きクロノグラフ「オーヴァーシーズ」、③ステンレススティールとチタンの自動巻き「オーヴァーシーズ」第2世代モデル

ヴァシュロン・コンスタンタンにとって、20世紀初頭の腕時計の出現は、クロノグラフの製造で自社の専門技術を発揮するのに好都合でした。そして、のちにクロノグラフはスポーツ関係者の間で標準的に用いられるようになります。微小な単位の時間計測が可能なクロノグラフは、スポーツと旅の比重が増すライフスタイルの中で、本来のエレガントな趣を一切失うことなく時代の要求に合わせ、何十年に渡り絶え間なく改良を重ねてきました。
それを実証するのが1950年代の「ターノグラフ Ref.6782」です。このモデルは、威信を誇る高級時計メーカーが発表した初のスポーツウォッチと広く見なされています


「222」ウォッチ
1970年代以降、クォーツムーブメントの影響のみならず、以前より大胆なデザインを熱望する顧客に応えるためにも、時計産業は根本的な変化を迫られました。束縛が解かれたこの時代は、時計づくりに常識を超える奔放なアプローチが登場します。ステンレススティールを用いたブレスレット一体型の造りで、視認性の高いダイヤルが備わる頑強な時計です。こうした時計が70年代当時のライフスタイルに応えるスポーティ シックという新しい製品分野を生み出したのです。ヴァシュロン・コンスタンタンは、222周年を迎えた1977年にこの新しいトレンドを自ら表現するモデルとして「222」を発表しました。この時計は、若きデザイナー、ヨルグ イゼックのイマジネーションから誕生しました。超薄型の自動巻きムーブメントを搭載し、画期的な「エンジン」を積む点ではクラシカルと呼べますが、スリムで頑強なケースを切り込みの入ったベゼルやブレスレットで強調したデザインは、時計づくりのあらゆるルールを打破するものでした。

ブルガリより新作「ブルガリ アルミニウム GMT」が登場

旅、それはタイムゾーンを越え、すべてから解放されること。 この1年半の間、旅することは封印されてきましたが、夏の終わりと共に旅行への期待が高まる中、一足早くその気分を味わえる「ブルガリ アルミニウム GMT」が2021年9月に発売されます。


「ブルガリ アルミニウム」は、改めて紹介するまでもありません。アルミニウムで作られ、ラバー製のベゼルを 備えた初のラグジュアリーウォッチとして1990年代後半に伝説的存在となったこのタイムピースは、オリジナル モデルの都会的で型にはまらない、ある種の“クールな雰囲気”を継承し、さまざまなシーンに見事にマッチします。

「ブルガリ アルヴミニアム GMT」(GMTはグリニッジ標準時の略。かつては世界標準時を意味するユニバーサルタイムとも呼ばれていましたが、現在、世界標準時はUTC(協定世界時)と改称されています)は、視線を引き付けるモダンなオリジナルモデルの後継者にふさわしい逸品です。
アルミニウム製のケース、ブルーのベゼル、ラバーストラップなど、アイデンティティの基礎として欠かせない要素はそのままに、24のタイムゾーンを横断するという旅好きならば見ずにはいられない夢を表現した、現代的な機能が追加されています。1998年に発売されたモデルは、当時、大陸間を定期的に往復していたアリタリア航空のジャンボジェット機ボーイング747のカラーリングにも採用されるほど人気を博しており、新しいタイムピースもそれに敬意を表しています。


「ブルガリ アルミニウム GMT」は、ホームタイムとローカルタイムの両方を表示でき、使いやすく、時刻がわかりやすいのが特徴です。ホームタイムは従来通り、時針と分針が文字盤の内側にある目盛りを指し、ローカルタイムは、先端が赤い針が文字盤外側の24時間スケールを指す形で表示されます。この文字盤外側のトラックは12時間ごとに色の異なる2つのゾーンに分かれており、その時々のタイムゾーンに応じて調整し、昼と夜を区別する役割を果たします。なお、設定はすべて、リューズを使用して簡単に行うことができます。「ブルガリ アルミニウムGMT」は機能的であることは言うまでもありませんが、それ以上にタイムゾーンに関係なく世界中に通じる魅力を発信します。新たな明るい未来を予兆させる今、「ブルガリ アルミニウム GMT」は旅に出るための新たなツールとなったワクチン パスポートと共に、旅路の最高のパートナーとなるでしょう。