フル・デジタルでの開催となった2021年の「Watches&Wonders」だったが、やはりネットを通じて得られるCG画像や動画では、その質感などのフィジカルな情報はなかなか得難いものがあるし、まだ実物を触っても見てもいないモノを、皆さまへお奨めする自信もないし、それはちょっと違う感じがして、かなり不完全燃焼気味ではある。
もちろん、この期間中に、実機を用意して日本まで送り込んでくれたブランドも幾つかあった。
"我が陣営"、A.ランゲ&ゾーネもそのひとつで、言葉だけでなく行動で日本の愛好家を重視していることを示してもらえるたので、今年の新作は好感度高しだ。
新作のうち、唯一の新ムーブである「ランゲ1 パーペチュアル・カレンダー」の実機画像ならびに技術解説はすでに紹介しているが、(参考→https://watch-media-online.com/blogs/4184/ )、残る2型の詳細を記す前に、先日、ドイツと日本とを中継でつないで行われたA.ランゲ&ゾーネ新作発表会の模様をレポートしておこう。
4月9日、都内某所、かなりシビアなコロナ感染対策を講じたうえで、そのイベントは開かれた。かなり距離を開けて並ぶ円卓、しかも着席人数は定員の半分で、なおかつ個人間はアクリル板で仕切られている。
一番興味があったのは、「ランゲ1・パーペチュアルカレンダー」のベースムーブメントを「ランゲ1・トゥールビヨン・パーペチュアルカレンダー」ではなく、「ランゲ1 デイマティック」のムーブとした理由、それぞれのメリットとデメリットについての件だったのだが、この部分の質疑応答を厳密にやるとワクワクするメディアとそうでもないメディアに分かれてしまうからか、あまり踏み込まない方向性でふわりと回答――この辺の詳細についてはいつか別記事にまとめる予定。
また、現在のコロナ禍の影響については、シュミットCEOから『最初のロックダウンでは減産したが、その後はいろいろと工夫をする時間があったので、2回目以降のロックダウンの影響はさほど大きなものではなくなっている。しかし何よりも重要で誇るべきことは、工房内で時計師や社員の感染がないことだ』という回答があった。
そしてクエスチョン&アンサーの後、実機のタッチ&トライ。
まずは「ランゲ1・パーペチュアル・カレンダー」に。
服装流行スタイル URL 2021年11月26日(金)11時41分 編集・削除
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